自宅で家族葬
特にご病気で入院されている方は、「早く家に帰りたい」と願うばかりかと思います。
しかし、願いかなわず家に帰りつくケースは少なくありません。
自宅がマンションではなく一軒家ならば、いわば人生をかけて建てた「お城」です。
特に大黒柱である世帯主が亡くなられた場合は、少しでも長く家に寝かせてあげたいという思いが出てくるのではないでしょうか。
しかし、思うようにはいかない場面も
花続葬を自宅ですることを決められた方、いろいろなご不便が生じる中、ご満足のいく葬儀を終えられてよかったと思います。
ここでいう不便とは?
まず、ご近所への御断り。これは通夜の準備の為に葬儀社が出入りするだけに限らず、特にお隣には壁に○○を設置させてくださいとか、業者が出入りするのでご迷惑をかけます等何かとお願いしたりするため、普通の葬儀をする場合はいいのですが、家族葬でなさる場合は、必ず近所に知れ渡ります。
家族だけで葬儀をする旨を伝えても、知らされた方はお参りに来られるでしょう。
そしてお参りに来られる以上はお断りするわけにもいかず参列者のスペースを確保しなければなりません。
その為には、部屋の掃除片づけが必要になります。また座布団の用意やお茶出しのための準備も必要です。
さらに、車でお参りに来る方の為に駐車場の確保や、自宅までの案内なども必要です。
不足しているものの準備や設営などは葬儀社で行えるのですが、家の方にお手数頂く必要があるものもあるため、準備を整えるまでは気配りが大変です。
昔と現在の違い
昔は良かったという年寄りのつぶやきではないですが、葬儀社が無かったころは近所の方がお手伝いに来られ皆さんで協力し合って故人を見送ったものでした。
お手伝いの皆さんが葬儀社と同じ役割で事を進めていたのです。
今はどうでしょうか。アドバイスをしてくれる人は、ほぼ葬儀社だけという状況です。
しかも、上記のご不便に思う所は、葬儀社斎場を使えばすべて解決する時代になりました。
自宅での葬儀はハードルが高いのは確か
マンション一軒家問わず、自宅から送り出したいという気持ちは、実はかなりの割合で考えている方が多いです。
しかし現実に実行するとなると大変であることを天秤にかけてしまいます。
また連れて帰りたくても、介護の設備が部屋を占領して、連れて帰ることが出来なかったり、治療の為に掃除が出来てなかったりと連れて帰れない場合もあります。
部屋にお連れ出来るならば、せめて一晩過ごしていただく事も出来るでしょう。
お連れ出来なくても、斎場にお連れする前に自宅まで寄ってひと言「帰ってきたよ」とお声掛けしてあげるのもいいでのではないでしょうか。
一番大事なのは、故人を見送るために家族全員がそろう事だと思います。
ご利用のプラン 花続葬