れんげ葬祭 南福岡斎場

花続葬を創価学会で執り行いました

創価学会での葬儀と聞くと、たくさんの人たちが一同に集まり、集まった人みんなでお経を唱えるというイメージが強いかと思います。
故人もですが、そのご家族まで学会員の場合は問題ないのですが、そうでない場合は・・・
色々問題があるようですね。

祭壇をセッティングしたものの

故人が学会員だったものの、喪主である娘さんは入会していません。
故人の遺志を尊重して学会葬で行う事を決め、お花もたくさん飾ってあげたい意向から花続葬を選ばれました。

見本としてお客様にご案内しているのが前の写真で、今回の祭壇は後の写真。
事前にしきみが入ることも、彩に欠ける部分があることも、花が少ない分少し増量することもお伝えしたのですが、
そもそもしきみが何のことかよく分からなかったようです。
打ち合わせ通りにしきみの葉を入れております。が、この部分がさびしく感じられたそうです。
今まで無宗教で過ごしてこられた事もあり、イメージとのギャップに戸惑っておられました。

故人が学会員だから

西暦2000年より以前は宗教的考えが強かった創価学会ですが、近年はそういった考えも薄れてきています。
ただ、(少なくとも福岡では)しきみが入っているのが解る量を入れて下さい。と学会員からの指導もあり、双方の希望を満たす飾り方をしたはずでした。
すでに親戚にも連絡をしてしまって、変更もできない状況。学会のお世話の方も来て打ち合わせしているので葬儀までのスケジュールも決まっています。
「葬儀をするというのは、いろいろと大変なんですね」と声をかけてこられたのも、選んだ道が思ったより険しかった表れなのかもしれません。

その時のご提案

友人葬の流れが止められないなら、ご満足いただけるご提案が必要と感じ、お好きな花を尋ねました。
花はなんでも好きですという回答だったので、「胡蝶蘭納棺花」のご提案をしたところ、祭壇にも入っていない豪華な花であることもあり、入れてあげたいと希望されました。

ただ、「学会員さんは、創価学会の考えに沿って、自分なりのお別れをされますので、そこに水を差すわけにはいきません」と伝え、ほかの皆さんには悪いですが、あとでこっそり火葬場までお花を持っていくと伝え葬儀を無事に終えました。

火葬場で

別の車で火葬場に同行し火葬場の職員さんにも「少しだけお別れの時間を下さい」とお願いすると、快く承諾して頂きました。
ご対応に感謝。

「葬儀が終わるまでは創価学会友人葬でした。ここから先は皆さんが故人のためにしてあげられるお別れをしてあげてください」と伝え、持ってきた胡蝶蘭や会場では入れられなかったお菓子などを持たせ、「好きなものに囲まれてさびしくない旅立ちです」と娘さんもご納得の様子。
火葬まで無事に終えることができ、満足いただけたようでなによりでした。

ご利用いただいたプラン 花続葬
ご利用いただいたサービス 胡蝶蘭納棺花